5月14日付けのNHKの海外向けニュースサイト「NHK WORLD-JAPAN」において
「Coronavirus has Japanese businesses mulling a future without hanko」
(コロナウイルスが考えさせる日本ビジネスのハンコのない未来)
という投稿がありました。
これは、コロナウイルスの世界的感染拡大が、日本企業が制度や慣習としておこなってきた押印による決済をデジタル方式に替わるきっかけをもたらすのではないか、という記事です。
この記事の中で、印章業界の経営者団体トップとして当会の小林彰男代表の以下のコメントが紹介されています。
「he doesn’t oppose the introduction of electronic seals. But he does think physical seals should continue to be used, as digitization would cause problems for people who are not used to the technology, such as the elderly.」
このコメントは、4月21日放送のNHK「おはよう日本」の番組内「おはビズ」コーナーで、ハンコとリモートワークについて報道がおこなわれた際に、当会から番組に寄せた以下のコメントが英訳されたものです。
「印章業界は社会のIT化のために印章を電子化すること自体に反対しているわけではない。しかし、高齢者などITに慣れておらず手続きに困る人のためにも実物の印鑑を残すべきである」。
「おはよう日本」の放送終了後に、同局より「NHK WORLD-JAPAN」においても同様の報道をおこないたいと要請があったため、小林代表のコメントを寄せた次第です。
今後も、全国印章業経営者協会では、報道機関に協力しつつ、日本の印鑑制度に関する正しい情報を発信することに努めて参ります。